平素はマツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)の活動にご理解・ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
先日行われましたNTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第4節、清水建設江東ブルーシャークス(以下、江東BS)戦の試合結果をご報告します。
■試合概要
開催日時 : 1月13日(土) 13:00キックオフ
開催場所 : 江東区夢の島競技場 (東京都)
試合結果 : SA 広島 31 – 28 江東BS
《試合詳細》 :https://league-one.jp/match/25693?t1=2
《ハイライト動画》:https://league-one.jp/video/392
■試合内容
今節の対戦相手は、昨シーズンディビジョン2に所属していた江東BS。今シーズンはここまで1勝1敗と、SA広島と同成績です。SA広島は忘れられない、忘れてはいけない、同会場でディビジョン3に降格した2022年5月28日決戦。SA広島の失った自信を取り戻すべく、江東BSとのリベンジマッチでした。
前節で出た課題を、自ら考え、自ら準備し、自ら行動した結果、見事31–28で勝利を飾りました。
点差が物語っているように、最後まで勝ちたい想いを持ち続けて戦い、皆さんに誓った『D3優勝=D2昇格』の強い想いが届いた、ビジターの地で歓喜の渦となりました。
また、試合当日は、代表取締役社長兼CEOの毛籠さんが応援に駆けつけ、選手を後押ししてくださいました。
試合前から、会場内外の各所でイベントが開催されていました。お笑い芸人のしんやをはじめ、「純恋歌」で有名な湘南乃風 若旦那 新羅 慎二さんが江東BSチームソングを歌唱し、来場者を盛り上げます。
SA広島は、前節の布陣から3番:金山選手(生産調達物流G)、11番:笹岡選手(購買管理部)、2名を替えて先発起用します。
【身体を張り続けた初先発3番:金山選手】 【縦横無尽に走り回った11番:笹岡選手】
試合は、江東BSのキックオフで始まりました。試合開始早々、江東BSのアタックにより自陣ゴール前まで攻め込まれますが、開幕戦で魅せたようなSA広島の激しいディンフェンスが蘇ります。ディフェンスから流れを呼び込みピンチを凌いだSA広島、前半12分にチャンスを掴みます。敵陣ゴール前ラインアウトからモールを組み、この試合も幾度となく見せ場をつくった2番:武田選手(ASEAN事業室)がトライを決め、5-0と先制に成功します。
【気持ちが入った魂のタックルをするフィフティーン】
前半19分、江東BS金澤選手がトライ、コンバージョンキックも決まり5-7と逆転されます。しかし、SA広島はすぐに反撃に出ます。前半28分、マイボールラインアウトのボールを相手選手にはじかれますが、すぐさま拾い上げた4番:田中選手(調達在庫・供給管理G)が30mを力強く走り切り12-7と再逆転します。
その後、33分、36分と江東BSにトライを続けて奪われ、12-21と差を広げられ前半を終わります。
【攻守で貢献した13番:北島選手】 【30m走り切った4番:田中選手】
後半開始直後、ここまで3試合スクラムハーフ(9番)で先発し、チームに欠かせない存在感を見せていた前田選手(車両開発効率化推進G)がまさかのアクシデントで負傷退場します。替わってスクラムハーフが本職のジェイコブ・アベル選手(総務部)が務めます。すると早速、アベル選手が魅せます。後半立ち上がり3分、敵陣10m付近スクラムから江東BSゴール前まで攻め込むと、最後は自らラックサイドを仕掛け19-21! 逆転までの射程圏内の点差に迫ります。しかし、江東BSも15分、スクラムを起点とし、BKが大きく前進した後、コンラッド・バンワイク選手にトライを奪われ、19-28と1トライ1ゴールで届かない点差とされます。
【トライを奪う12番:ジェイコブ・アベル選手】 【縦の突破をはかる21番:金丸選手】
あの日のこと、皆さんの想いを持ち続けるSA広島は、諦めることなく挑みます。最後に逆転のシナリオを描くようにこの日「Player of the match」に選出された武田選手が、チームを鼓舞するようにトライを奪い、26-28と再び2点差に詰め寄ります。ノーサイドまで残り10分、ここから両チームのこの日にかける想いがぶつかり合います。
最後に勝利の女神が微笑んだのはSA広島でした。後半34分、途中出場の16番:横尾選手(購買管理部)がゴール前ラインアウトモールの最後尾となり、値千金の決勝トライ!31-28でノーサイドとなりました。
【SA広島初キャップを獲得した17番:タイ・ナッシュ選手】 【セットプレーの起点をつくった16番:横尾選手】
◆「Player of the match」に選出された武田選手
ビジターゲームにも関わらず、会場にお越しいただいたスカイアクティブズ広島のファミリー(SA広島のファンの皆様、パートナーの皆様、マツダ社員の皆様、応援団の皆様)の力強い声援のおかげで、接戦を勝利でおさめることが出来ました。皆さんに誓った『D3優勝=D2昇格』を実現するために、プレーの質をより一層向上させ、高い位置をスタンダードとして挑む必要がある。ラグビーにおいて一番難しい、当たり前のことを当たり前にするプレーをするためにも、日々の練習から質の高いレベルでこれからも精進していきます。
次節は1月27日(土)、同じ広島を拠点とする、中国電力レッドレグリオンズとの“広島ダービー”となります。
良きライバルチームではありますが、スポーツ・ラグビーを通じて「広島を盛り上げたい」という想いは一緒です。
お互いのプライドをかけて戦う両チームの応援を宜しくお願い致します。
■ゲームを振り返って
武田選手
いつもスカイアクティブズ広島の応援をしていただき、ありがとうございます。
日野戦の課題であったセットプレーの精度を上げるために、日々の練習から拘りを持って取組み臨んだ一戦。前半からディフェンスでチームのリズムをつくり、セットプレーでトライをとれたことは自信になりました。
FWのセットプレーを安定することで、チームの勢いが増すとつくづく実感致しました。
今回、Player of the matchに選出されたのも、皆さんが最後まで繋いで頂いたおかげで獲得することができました。皆さんに感謝し、セットプレーの起点となるポジションにいますので、これからも日々の練習から拘りを持って頑張ります!!引き続き、スカイアクティブズ広島の応援を宜しくお願い致します。
笹岡選手
試合の入りはよかったですが、前半の終わりに連続して失点した場面は、今後のチーム力を上げるためにも克服しないといけないプレーだと思います。
ただ、終盤にかけてチームが最後まで諦めない姿勢で挑んだ気持ちは、今後の厳しい試合においても生かされてくる内容だったと思います。
今節、勝ちきれた試合を忘れずに、ラグビー道に打ち込んでいきます。
《カメラマン》
佐々木 和彦(技術本部 ツーリング製作部 第1製作課 第1製作係)
プレー画像:https://www.skyactivs.com/gallery/29.html
■NEXT GAME INFORMATION🏉 (JAPAN RUGBY LEAGUE ONE第5節)
開催日時 : 2024年1月27日(日) 14:00キックオフ
開催場所 : Balcom BMW stadium (広島県)
対戦相手 : 中国電力レッドレグリオンズ
※試合は、以下で放送されます。
Jスポーツ オンデマンド:2024年1月27日(土) 13:55~16:00(生放送)
◆「HIROSHIMA UN1OOOON ! (広島ユニオン)」
・広島ダービーと題し、両チームの直接対決3試合を対象に合計1万人の観客動員数を目指す!!
・Instagram:https://www.instagram.com/hiroshima.un10000n/
・Webサイト:https://rrrfc.red/un1000on/
■中国電力レッドレグリオンズ戦にむけての意気込み
鈴木選手
次節の中国電力戦は、江東BS戦のようにFWのセットプレーの安定と、常に前に出続けるディフェンスとアタックが勝利に繋がると思います。ビジターゲームとなりますが、開催地は広島での試合になります。
是非、ラグビーの魅力を存分に味わえる広島ダービーとなりますので、会場で応援の程、宜しくお願い致します。必ず、熱い試合を皆様にお届けします!!共に喜び合いましょう!!
崎口選手
次戦は中国電力との広島ダービーとなる戦い。江東BS戦のように粘り強いDFからリズムを作り、自分たちのラグビーを貫き通せるように準備を行います。
広島ダービーは「HIROSHIMA UN1000ON(広島ユニオン)」と題し3試合で1万人の来場者数を目標にしています。試合以外でも様々な対決企画を実施していますが、14時キックオフの試合は皆さんと共に歓喜のノーサイドとなるような試合を行います。見逃せない一戦となりますので、会場にお越し頂き、応援を宜しくお願い致します。
以上