平素はマツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)の活動にご理解・ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
先日行われましたNTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第5節、中国電力レッドレグリオンズ(以下、中国RR)戦の試合結果をご報告します。
■試合概要
開催日時 : 1月27日(土) 14:00キックオフ
開催場所 : バルコム BMW Stadium (広島県)
試合結果 : SA広島 21 – 22 中国RR
《試合詳細》 :https://league-one.jp/match/25696?t1=2
《ハイライト動画》:https://league-one.jp/video/403
■試合内容
勝負事において、「勝者」と「敗者」が存在する。決戦に勝ったチームが皆さんの心の中に刻まれ、敗者はマイナス的な評価・要素を持ってしまう。我々スカイアクティブズ広島は敗者となったが、今後のチームを成長させるための試練と受け止め、敗戦からの気づき、何を学び次に活かせるかが大切になってくる。決して我々に傲りがあったわけじゃない。勝ったものが強いだけ。今回の結果は21-22と残念であるが、この悔しさを忘れず、次回2月25日(日)の広島ダービー2戦目に捲土重来、リベンジを果たします。
リーグ開幕前から、スポーツ・ラグビーを通じて「広島を盛り上げたい」という想いを確認し、その想いを形にするべく「HIROSHIMA UN1000ON」を立上げました!! 3試合での観客動員数10,000人を目指すという考えを共有した両チーム、第1戦目となった今回の試合で、2,654人の”広島ダービー”最多来場者数を記録することになりました。会場内外では、「丼&麺」対決を実施し、この対決ではSA広島の『WITHなカレーうどん』が勝利を収めました。また、人気急上昇中のラグビー芸人「しんや」をはじめ、炭酸系シンガーソングライター「楓子」の歌唱、両チームの選手によるアスリートトークショーで、試合前から来場者を盛り上げました。
◆会場内外の模様
【パワフルな歌声 楓子さん】 【ラグビー芸人しんやと両チームのマスコット】
試合の方は、天候にも恵まれライバルチームに相応しい試合展開となりました。SA広島は、前節の布陣から3番:大竹選手(ダイバーシティ推進G)、11番:大内選手(地域リレーションG)、12番:本山選手(業務変革G)、の3名を先発起用します。
【両チーム同時入場】 【試合前に意思統一するフィフティーン】
会場の熱気が伝わるように中国RRのキックオフで試合が始まりました。出足のいい中国RRにキックオフのボールを取られ自陣ゴール前まで攻め込まれますが、SA広島の激しいディンフェンスでピンチを凌ぎます。ワンプレーからお互いのプライドがぶつかり合い、好ゲームの予感を感じる試合の入り、ディフェンスから流れを呼び込んだSA広島はチャンスを掴みます。前半6分、敵陣22m付近からの連続攻撃から、しなやかなステップで前に出た10番:ボーディン・ワッカ選手(総務部)のパスを受けた8番:デヴィン・フェリス選手(総務部)がトライを決め7-0と先制に成功します。
【チャンスを生み出した:10番ワッカ選手】 【トライを喜び合う選手たち】
トライを取って勢いをつけたSA広島は、立て続けにトライを奪います。前半20分、敵陣10mラインアウトから連続攻撃を仕掛け5番:ロックラン・オズボーン選手(総務部)のオフロードパスから、この日も幾度となく強みをみせた2番:武田選手(ASEAN事業室)がトライ(14-0)。続く、27分、敵陣22mから攻撃を重ね、ゲームキャプテン7番:中野選手(車体技術部)がラックサイドをついて21-0と点差を広げます。
【ゲームキャプテンとしてチームを引っ張る7番:中野選手】 【7人制日本代表合宿に呼ばれた11番:大内選手】
21点差となったこの試合。あと1本で優位に立てるチーム、あと1本とられたら敗戦の危機を感じるチーム、両チームの入り乱れる心境の中、中電RRがリスタートのボールを拾うと、いい意味で吹っ切れたように攻撃を仕掛けます。
徐々にSA広島のディフェンスが差し込まれる場面が見受けられてきた前半36分、中国RRにトライを奪われ21-5で前半を終わります。
【幾度もラインブレイクした14番:中村選手】 【攻守で存在感を見せた7番:芦田選手】
後半、ハーフタイム中に気を引き締め直したSA広島フィフティーンでしたが、中国RRの得意とする展開ラグビーに、SA広島は後手にまわります。中国RRは前半の後半のようにボールをしっかりと保持して、SA広島のゴール前に迫ります。すると後半7分、ゴール前ラインアウトから中国RRにサインプレーを決められ21-12となります。その後もSA広島の反則からペナルティーゴールを決め、21-15と21点差の状況から、6点差に詰め寄られます。残り時間20分、流れを変えるために、16番:横尾選手(購買管理部)、17番:小栁選手(商品開発企画部)、18番:高見選手(第3パワートレイン製造部)、20番:ナッシュ・タイ選手(総務部)、21番河野選手(安全健康防災推進部)を次々と入替え、試合を落ち着かせに入ります。しかし、息を吹き返した中電RRは、後半30分、ゴール前ラインアウトからモールを形成、最後はラックサイドを突破しトライ。21-22とついに逆転を許します。
残り時間10分、会場に観戦に来ていた皆さんが、SA広島&中国RRのチームに関係なく、一つのプレーに応援し、一つのプレーで一喜一憂し、ラグビー本来の楽しさ、面白さを体験した残り10分だったと思います。
最後は21-22で1点差のSA広島が敗者となりました。1点がどれほど遠いことか、1点にかけるプレーの質、判断、想い、それまでの準備、全てがこの1点差の中に入った結果だと思います。
スカイアクティブズ広島のファミリー(SA広島のファンの皆さま、パートナーの皆さま、マツダ社員の皆さま、応援団の皆さま)の皆さんには、悔しい報告となりましたが、皆さんに誓った『D3優勝=D2昇格』を果たすべく、更に練習、準備を重ねて次戦に臨んで参ります。
リーグ開幕前から「ラグビーで共に広島を盛り上げる」想いを体現した中国RRさんに感謝し、これからも永遠のライバルチームとして、勝ち負け以上にラグビーを共に盛り上げていきたいと思います。
中国RRとの広島ダービーは残り2試合(2/25,4/6or7)。ホスト・ビジターゲームに関係なく、ラグビーの素晴らしさをこれからも皆さんにお届けすることと、次こそ、次こそSA広島の勝利で歓喜の渦にします!!
【ベテランとしてチームを引張る17番:小柳選手】 【チームの屋台骨18番:高見選手】
■ゲームを振り返って
横尾選手
チームとして、前半から良い流れでトライを重ねることができましたが、確実に得点パターン、攻撃イメージが出来ていない点が敗因となりました。個人として、大事な試合で準備してきたプレーが出せなかったことが悔いに残ります。練習から常に試合に臨むまでの準備を怠ることなく、チームの勝利に貢献できる選手になります。今回の負けから学び、成長していきますので、引き続き、応援の程、宜しくお願い致します。
金丸選手
試合の入り、前半の30分までは攻守ともにアグレッシブに戦えており、主導権を握ることが出来ましたが、どこかでSA広島チャレンジするラグビーが出来なくなり悔しい敗戦となりました。チャレンジするラグビーが出来なくなぅった原因をしっかりチームで振返り、原点に戻りながら一歩ずつ階段を上っていきたいと思います。
また、試合状況に合わせて戦い方やプレーを選択していけるよう、マインド含め次節に繋げていきたいと思います。
《カメラマン》
佐々木 和彦(技術本部 ツーリング製作部 第1製作課 第1製作係)
大竹 文隆(カスタマーサービス本部 技術サービス部 技術情報G)
プレー画像:https://www.skyactivs.com/gallery/30.html
■NEXT GAME INFORMATION🏉 (JAPAN RUGBY LEAGUE ONE第6節)
開催日時 : 2024年2月11日(日) 14:30キックオフ
開催場所 : AGFフィールド(東京都)
対戦相手 : 日野レッドドルフィンズ
※試合は、以下で放送されます。
Jスポーツ オンデマンド:2024年2月11日(日) 14:25~16:30(生放送)
■日野レッドドルフィンズ戦にむけての意気込み
高見選手
1月6日の第1戦17-61から、どこまでチームが成長しているか確認できる2戦目だと思います。前回は、試合の入りの部分で苦戦をしたので、今回はSA広島からプレッシャーを与え続け、勝利に向かって戦って行きたいと思います。ビジターゲームになりますが、スカイアクティブズ広島の応援を宜しくお願い致します。
本山選手
全勝で首位を走る日野に対して、FWの頼もしさを前面に出せるように、BKからチームを前に押し上げるような試合運びをしていきたいと思います。身体を張ることが勝利の生命線になるので、しっかりと身体をあてて勝つための準備を日々の練習から取り組んでいきます。いい報告が出来るよう精一杯ラグビーを楽しみます。
引き続き、応援を宜しくお願い致します。
以上