
平素はマツダスカイアクティブズ広島(以下、SA広島)の活動にご理解・ご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
先日行われましたNTTジャパンラグビーリーグワン2022-23、九州電力キューデンヴォルテクス戦 (以下、九電KV)の試合結果をご報告します。
■試合概要
・開催日時 : 4月23日(日) 15:00キックオフ
・開催場所 : グローバルアリーナ(福岡県)
・試合結果 : SA広島 7 – 40 九電KV
《試合詳細》 :https://league-one.jp/news/2348
《ハイライト動画》:https://league-one.jp/video/330
■試合内容
2022~2023シーズン最終戦となる相手は、リーグ戦2位が確定している九電KVとの対戦になります。SA広島は勝っても負けても次のステージに進めることはできません。ただ、SA広島は昨年7月4日からチームがスタートし、これまで積み重ねてきた想いと、2敗している九電KVに一矢報いたいというプライドを持ち、今シーズンの集大成となるスカイアクティブズ広島らしいラグビーを魅せたい一戦となります。また、開幕戦からチームとしてうまく機能せず、チームとして何度もくじけそうになりましたが、来シーズンの糧となるチームにとっては大事なゲームに臨みました。SA広島は、FWにコンディションが戻ってきたテヴィン・フェリス選手(8番:人事厚生施設G)、BKにゲームコントロールに円熟味を増してきた齊藤選手(10番:生産企画部)を先発起用します。

(キャプテン﨑口を先頭に子供たちの花道を入場)
春の暖かさを感じたキックオフ前、徐々に雲行きが怪しい空模様となった福岡の地、SA広島のキックオフで試合が始まりました。序盤から、両チームとも攻めては防がれ、防がれては攻めてという、一進一退の激しいバトルが続きます。均衡を破ったのは前半27分、九電KVは自陣からFWが前進し、最後はBKに繋ぎ、九電KVに先制点を奪われます(0-7)。その後、SA広島は粘りをみせますが九電KVの外国人選手の力強い突破を止めることが出来ず、前半30分に連続トライを許し、0-14となります。
前半少しでも点差を詰めたいSA広島は、前半34分、ラインアウトモールからFWが九電KVを押し込み、最後は芦田選手(7番:部用品企画開発グループ)がゴールに飛び込み、前半を7-14で折り返します。

(防御を突破する_芦田選手) (喜びあうフィフティーン)

(やることを再確認するフィフティーン)
何を想い、何を望み、何をもって挑むか、自分たちで試合を決めるべく、最後の40分の笛が鳴りました。しかし、SA広島の想いとは逆に、後半5分、11分と立て続けにトライを許し、7-28と点差を広げられます。SA広島のプライドを魅せるべく高橋選手(18番:VEセンター)、金丸選手(23番:VEセンター)を投入し流れを変えに出ます。それでも、九電KVの勢いをとめることができず、最終スコア7-40でノーサイドとなりました。

(力強いキャリーで前に出る鈴木選手) (モールサイドを仕掛ける北林選手)
今シーズン多くの皆様方にスカイアクティブズ広島のラグビーをご支援・ご声援いただき、ありがとうございました。
皆様のご声援が選手に着実に届き、選手の背中を押してくださいましたこと、重ねてお礼を申し上げます。
今回の試合を持ちまして、リーグ戦の全日程が終わりました。
今シーズンはSA広島らしさのラグビーを、十二分に発揮することができませんでした。SA広島のペースになりかけながら自分たちで手放すというのがシーズン通しての課題だったと思います。昨シーズン終了後、ディビジョン3に降格した悔しさを忘れず、日々チームは一歩ずつ成長の階段を昇ってきたはず。しかし、結果はディビジョン3で3勝9敗の4位(5チーム中)となり、目標としていた入替戦出場、再昇格となりませんでした。
チームはしばらくオフ期間に入ります。この結果を、チームでしっかりと真摯に受け止め、勝つための準備、このチームができる最善の策を講じ、着実に段階を踏みながら次のシーズンに向かっていきたいと思います。
来シーズン、皆さんから『いいチームになったね』『逞しくなったね』と言われような、最高のチームに人として、選手として成長していきたいと思います。
今シーズン、マツダスカイアクティブズ広島への応援ありがとうございました。

《カメラマン》
佐々木 和彦 (技術本部 ツーリング製作部 第 1 製作課 第 1 製作係)
■プレー集:画像URL
\MVX753.mazda.co.jp\z89_patto_files\NiN7i1D5C5B8gcJ6T0t5QfU4Y1uE8Bp8jDt1RmYZ3MN
(フォルダの保管期限は2023年5月17日(日本時間)までです。)
■今シーズンを振り返って
☆坂本副部長兼総監督
MSHサポーターの皆様ならびにラグビーファンの皆様、いつもありがとうございます。今シーズン、D2返り咲きを目標に活動して参りましたが、結果を出すことが出来ず非常に悔しい思いとともに自分たちの実力を知らされる厳しいシーズンとなりました。自分たちに足りなかったものは何か?しっかり考え、これからの成長に繋げて参りたいと思います。しばらくの間、シーズンオフとなり、選手たちは傷んだ体のケアとトレーニングが中心となりますが、『ラグビーの繁栄』と『広島に活気を与える』活動は、休むことなくチーム一丸で取り組んで参りますので、乞うご期待ください。 GO! WITH!
☆中居ヘッドコーチ
マツダスカイアクティブズ広島の活動をご支援頂いている皆さま、今シーズンも多大なる応援ありがとうございました。レギュラーシーズン12戦を終え3勝9敗で4位となりDiv2との入替戦に進むことが出来ませんでした。
ヘッドコーチとして、チームをいい形で送り出すことができなかった序盤(連敗スタート)と、3位以内の入替戦圏内に進めなかったかった事、大変反省しております。この敗戦を、次に繋げていきたいと思います。
また、チームが苦しい時も声援を送って頂いたおかげで、選手は励まされ、奮起し、3勝を挙げることが出来ました。来季は皆様に頂いた以上の元気を還元出来るよう、力強くスピーディーなラグビーを見せるべく精進していきます。ありがとうございました。
☆崎口キャプテン
今シーズン、ディビジョン2への昇格を目指しましたが、開幕戦の試合を象徴するように、何かが足りない部分を修正できないまま、3勝9敗と結果がでないシーズンとなり、申し訳なく思っています。
来シーズンは、この勝てなかった悔しさを突き詰めること、試合を重ねるにつれて少しずつ成長した部分を強みに変え、全員で同じ絵を描きながら進んでいきたいと思います。有言実行できるぐらい日々の練習に真摯に取り組み、上位との入替戦出場・ディビジョン2への昇格を果たせるよう頑張ります。
引き続きマツダスカイアクティブズ広島への応援をよろしくお願いします。1年間ありがとうございました。
☆芦田バイスキャプテン
昨シーズンの敗戦の悔しさを胸に、今シーズン、入替戦出場・ディビジョン2再昇格を目標としておりましたが、達成できず非常に悔しい想いです。ここ一番での大事な一戦、局面において、相手を勝ることができなかった事など、反省点が多いシーズンでした。その要因になったのは、日頃の練習から自分の役割、やるべきことが定まっていなかったことかと思います。練習から質の高い気持ちで当たり前にやっていれば、試合中は『練習通り』やればいいと思えるはず。日々の練習通りの試合展開になったことで、来シーズンの自分を見つめ直し、一から出直したいと思います。また、今季はバイスキャプテンをさせて頂いた事は、個人的に大変貴重な経験となりました。チームメイトの想い、ファンの皆さまの想いを、しみじみと感じることができました。非常に感謝しております。
感じた想いを表現するためにも、来シーズンは皆様が笑顔で終われるようなシーズンにしたいと思います。
引き続き努力を重ね、勝てるチームへ成長していきます。
今後もチーム一丸となり、成長続けていきますので、応援よろしくお願いいたします!!
☆金丸バイスキャプテン
九電KV戦の前半は、チームでハードワークし粘り強いラグビーができましたが、後半はフィジカルバトルで負けてしまい、後手に回ってしまったことが敗因だと思います。また、九電KV戦だけではなく、シーズンを通して同じような流れで成長できていない場面が多かったです。相手を上回る、勝ち切るためには、肉体的にも精神的にも、自分に厳しくする必要があります。チームも、もっともっと質をあげないと、目標に達成できないと思いました。
結果はご存じの通り、3勝9敗と悔しい結果となりましたが、この悔しさを来シーズンのモチベーションに変え、一回一回の練習を大切にチームとして成長していきます。
シーズン中は、多くの皆さん応援いただいていること、支えていただいたこと、感謝いたします。
その皆さんの期待になんとか結果で応えられるよう、来シーズンに向け準備していきます。
勝って共に喜びを分かち合いましょう。引き続き、マツダスカイアクティブズ広島の応援をよろしくお願い致します。